IBM、新しい量子コンピューティング技術で「科学の新境地を拓く」と発表
12月4日、IBMは新しい量子コンピューティング・チップとマシンを発表した。
『ガーディアン』紙によると、IBMの量子システム2は、3つの “Heron “と呼ばれる極低温冷却チップを利用したもので、量子コンピューティングのブレークスルーを目指して激しい競争が繰り広げられるなかでの発表だという。
マイクロソフト、グーグル、バイドゥなどが、従来のコンピューティングとは異なり、1にも0にもなりうる量子ビットに依存するマシンの開発を競っている。IBMによると、同社は量子マシン内のチップを接続し、複数のマシンを接続する新しい方法を開発した。この技術を使えば、2033年までに完全に機能する量子コンピューティング・マシンを製造できる可能性がある。
量子コンピューターが科学の新たなフロンティアを探求するツールとして使われる時代に、私たちはしっかりと入っているのです
IBMの研究ディレクター、ダリオ・ギル氏(『ガーディアン』紙より)
IBMの研究ディレクター、ダリオ・ギル氏は、CBSの『60ミニッツ』に対し、量子コンピューターは、現在のコンピューターでは数百万年かかるような問題を解決するのに使えると語った。
IBMのダリオ・ギル研究部長は、CBSの「60ミニッツ」に対し、量子コンピューターは現在のコンピューターでは何百万年もかかるような問題を解決することができると語った。
‘ガーディアン’は、IBMはまた、その先進的な新しいマシンの一つは、すでにオハイオ州のクリーブランドクリニックに設置されていると述べたと報告している。
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